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華のしずく~あなた色に染められて~

第12章 【残菊~華のしずく~】序章

 藍丸の瞳がうっすらと熱を帯びた。
「お館様は、それは素晴らしいお方にございます。お心は海のように広く、身分の上下に関わりなく人に接し、ひとたび戦とあいなれば、まるで軍神のごとく負け知らずでおわされる」

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