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華のしずく~あなた色に染められて~

第16章 【夢のなか~華のしずく~】 光の祈り人

 少女がそのままゆこうとする。秀吉は再度呼び止めた。
「あの―」
 少女が怪訝そうに振り返る。
「そなたの名は」
 突然の問いにも少女は嫌な顔もせず応えた。
「マリア」
「マリア?」
 今度は秀吉が眼を見開く番だった。少女が微笑んだ。

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