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華のしずく~あなた色に染められて~

第17章 【夢のなか~華のしずく~】エピローグ(終章)―祈り―

エピローグ(終章)―祈り―

 長い回想から解き放たれ、秀吉はゆっくりと眼を開いた。愛しい少女が亡くなってから、はや二年の月日を数えたけれど、秀吉の夢がさめることはない。千都がこの世からいなくなってから、彼の刻は止まったままだ。

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