テキストサイズ

華のしずく~あなた色に染められて~

第19章 【花紋~華のしずく~】 二

 だが、これからは―、麗子は視線を隣の信斉に戻した。正直、まだこの男(ひと)を良人として愛せるかどうか自信はない。しかし、これからは自分は一人ではない、そんな想いが麗子をこれまでより安らいだ気持ちにさせていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ