私ね、実は......
第13章 お泊り会8 ~朝~
「じゃーまず何する?」
春が皆に問いかける。
「うーん・・・。ビーチボールとか?」
そんな私の提案に少し不満がありそうな正樹。今にも遠くに泳ぎに行きそうな勢いだ。
「ん・・・。とりあえず、此処に泳ぎたくてウズウズしている人が居るから別行動で良い??」
「せっかく来ていきなり別行動っていうのもあれだけどまぁ、仕方ないよね」
「え、もう泳いでいいの?!」
「「「お前は人の話し聞けッ」」」
三人の声が綺麗にハモったのだった。
「全く・・・正樹のせいでこうなったんだよ⁈」
「わ、悪い・・・」
ギャーギャーと騒ぐアユと正樹。うーん。青春だね。
「じゃ、12時にここにまた来るか」
「そうだね!!ちゃんと集合時間に集まってよ?」
「「はーい!!」」
この二人(アユ・正樹)は本当に時間通りに来るのかちょっと怪しいけど・・・。
「じゃ、またね」
「バイバイ~~」