
私ね、実は......
第5章 夏休み
「は、春///」
顔を真っ赤にしながら俺の名前を呼ぶ。やべぇ・・・
今まで見てきたキス後の顔でこれが一番エロい...
「ん?どうした??」
すると、ギュウッと突然抱きしめられる。
「私・・・春の事、大好きだから!!だからね?」
「おい、いきなり、どうしたんだよ?!」
気のせいだろうか・・・?美夏の声震えていないか?
「グスッ・・・だからね?私ね?」
「・・・・」
「春の事、大好きだから。これからも、ずっと・・・ずっと・・・!!」
「馬鹿っ。俺のほうが、好きに決まってんじゃん。これからも、この先も・・・ずっと」
耳元で、そんな言葉を言ってみる。すると、すぐ美香の耳は赤くなりさっきよりも強く抱きしめる。
「ううぅっ、ぐすっ・・・。は、春ぅ・・・」
「ん?」
もしかしたら・・・。そんな言葉が浮かんでしまったから上手く言葉に出来なかった。
