私ね、実は......
第2章 事実
学校を終わらせ美夏と、美香の家に向かう。
幼馴染だから、お互いの家ぐらい分かるんだけど....
「なぁ・・・此処お前の家?」
「うん。小さい頃は、入っちゃいけないって言われてて」
美香の家の中に入ると、見知らぬ場所に案内された。
「此処で、話があるの・・・ちゃんと、聞いてね・・・?」
珍しく、真剣な顔をされて不覚にもドキッとしてしまった。
――――これから、事実を知るまでは
部屋を開けると、美香のお母さんがいた。
「こんにちは」
「あ、春君。そこに座ってもらえる?」
な、なんなんだ・・・。この空気は?!!一体、何が始まるんだよ....