私ね、実は......
第2章 事実
「美夏。春君。二人は、これから同居してもらいます」
「はぁっ?!!」
いきなり、何を言い出すんだよ!!ビックリしたじゃんか!!
「あのね。春君。これは、私と春君のお母さんとで話し合った結果なの。勝手だと思うかも知れないけど....」
いや、いや、むしろありがたいけど。
いつも、美香を家まで迎えに来させてしまうなら、同居してしまえばそんなこと関係ないし。
「急に、ごめん。春」
「申し訳なさそうな顔すんなって!俺、嬉しいよ?美夏と一緒に住めて」
「////有難う!」
「じゃ、これ部屋の鍵と地図」
おばさんから、地図と鍵をもらった後俺らは新しい家に向かって歩いて行った。