私ね、実は......
第10章 お泊り会5 〜お風呂〜
それから、お風呂から上がりリビングへ...
「よ。とっても、長い風呂だったな」
上がってすぐに、正樹に言われる。
「まぁね・・・」
あんな事や、そんな事をしたからね・・・。
「あ、アユ。晩御飯美夏と作ってもらっていいか?」
「うん。いいよ。美夏は今トイレにいるから後で言っとくね」
「よろしく。じゃ、正樹いくか」
「んー。了解」
さてと・・・。ご飯は何を作ろう。
冷蔵庫に入っているもので適当に作ろうっと♪
「あ、アユ」
「美夏おかえり。適当にご飯作ったんだけど、味見いい?」
すると、目をパアット輝かせた美夏がダッシュでやってきた。
「勿論!!絶対食べる」
「そ、そう?」
さっき作ったばかりの、ゴーヤチャンプルを小皿に盛って美夏に渡す。
「どうぞ?」
「ウマ」
「それはどうも」
「上手すぎるよ?!!」
急に大声を出すからビックリした・・・。美夏は、美味しいものには目が無いからな。
私の料理を美味しいって言ってくれる子は美夏くらいかもな・・・。
「これは、男子にあげるのはもったいないから私が食べちゃっていいかな?」
「それは、さすがにまずいから止めておこうか?」
また作るのさすがに面倒だからね・・・?