私ね、実は......
第11章 お泊り会6 ~明けない夜~
そして、ご飯も食べ終わり皆で4つ分の布団を敷き枕投げ大会が。。。。
「えー。これから第一回枕投げ大会を開始しまブッ」
「へへっへ。美夏終了」
せっかく、人がナレーションしているのにこいつは枕を投げてくるかな?!
「ちょっと、春!?」
「次は誰にしようかな・・・」
「ちょ、春。女の子の私には手加減をしてよ?!」
「そ、そうだぞ!!アユに枕を投げる前に俺に投げろ」
と、かっこよく(?)正樹の言葉が決まったところで・・・
「じゃーさっさと脱落するんだ」
二人まとめて、春が枕を投げてしまいましたとさ・・・
「キャ!!?」
「うわっ」
ドン!!
布団の上に転んだアユと正樹。
説明すると、
たまたま当たった枕に足を滑らしたアユがそのまま正樹の上に乗ってしまったという小説でよくありがちな感じになってしまいました。
「「////?!」」
お互い顔を真っ赤にする。
ちょ、見てるこっちがなんだか恥ずかしいけど・・・。
「アユ達、結構良い感じだね」
二人を横目で見ながら春に話しかける。
「そうだな・・・。いいな。床ドン」
「?」
最後、なんか言ってたかな・・・?
「あ、そいえば俺が勝ったから罰ゲーム言ってみるか!!」
と、春の一言で二人は我に返ったらしくアユは私の元に駆け寄ってきた。