
私ね、実は......
第11章 お泊り会6 ~明けない夜~
「んーじゃ、罰ゲームはアユと正樹が二人で缶ジュース買ってきて?」
「「へっ??」」
二人息をそろえ春に質問をする。そんな二人を見て、楽しそうに春は二人に話す。
「いや、罰ゲームって何でもいいんだろ?パシリとか、罰ゲームっぽくね?嫌だったらもっとキツイのにしてもいいんだぜ?」
顔をニヤつかせながら話す春を怯えるような顔で見るめるアユ。
一方、何を連想しているのか顔を真っ赤にしてそっぽを向く正樹。
「じゃー二人とも、お金といいものあげるからこっちにきて?」
「何・・・?」
一体、この変態は何を考えているのか。それは、今の私には想像もつかないような内容だった。
