
私ね、実は......
第12章 お泊り会7 〜パシリ〜
「いらっしゃいませ」
夜のコンビには昼間のコンビニと雰囲気が少し違う。
一つは、来店するお客さん。
二つ目は、店員さんが少ない。
入り口を曲がると、エロ本読んでいるおっさんや、マンガを立ち読みしている大学生達が居た。
そんな人達に下のお口にローターをブッさして、さらに、ノーブラなんてばれたら絶対、このコンビに来れなくなる!!!
「・・・・正樹」
唯一の心の支えである正樹はお店の入り口で待っている。
これも、春が考えたルールだ。
私が危ない状況になったら助けに来る。そいう条件付で。
「ちょっと、ごめんなさい・・・」
マンガを読んでいた大学生の横を通るとき、胸の部分を凝視された。あぁ・・・ばれませんように!!
「あ、スイマセン」
と、ギリギリセーフで気がつかれなかった。
