いつまでも、何年経っても切なくて
第10章 切ない文化祭
「莉子に触んな」
莉子は俺のだ。だから、気安く莉子に触んな
と低い声で宮本に言った。
「気安くじゃなかったらいいんだろ?」
気安くなんか触ってないから。
コイツに触りたくて触ってんだよ。」
宮本、何言ってるの?
いつの間にか真剣な顔をしていた宮本。
二人は睨み合っている...
「お前...莉子のこと好きなのか?」
と、響が宮本に聞いた。
そんなわけな...
「あぁ、好きだよ。」
冗談やめてよー。
これ以上響を刺激しないでー!
そう思っていると
“ガツッ”