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いつまでも、何年経っても切なくて

第11章 真っ直ぐな想い

あれから季節は変わり寒い冬を迎えている。


あの文化祭の後から響は、少しおかしくなった。


休み時間には必ず私の元へやってきて、
私が華たちと話す機会も減った。


休みに会うことも許されず、
響は私にベッタリだった。


それでも私は響が好きだから
仕方がないと諦めていた。


宮本と話す機会も減った。
だけど、一年間席替えの無い私たちは
今も隣同士だった。


思わぬ告白をされたあの日...


『ごめんなさい。

彼氏がいるから宮本の気持ちには

応えられない。』


私は、そうハッキリと断ったのに...

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