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いつまでも、何年経っても切なくて

第11章 真っ直ぐな想い

マズイ......
そう思っていると


響は急に私の腕を掴んで廊下に連れ出した。
そこにはまだ宮本の後ろ姿があった。


「おい!宮本!」


何?


響が宮本を呼び止めた。


宮本が立ち止まり振り返った時、


『ンッ!』


響、やめて!!


私は頭を固定され、宮本が見ているのに
響にキスをされていた。


離れたくても力が敵わない。
わざといやらしい音を立てて濃厚なキスをする。


宮本に見せつけるかのように...


しばらくすると宮本の足音が徐々に遠退いて行った


宮本の表情は私の角度からは見えなかった...

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