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いつまでも、何年経っても切なくて

第12章 積極的な彼

☆悠太side☆


俺は響の部屋に来ていた。


最近の響の莉子ちゃんへの溺愛っぷりには
俺も心配していた。


「なぁ、響。最近どうよ?」


「どうって別に何も?」


「お前って将来どーすんの?
何かやりたいことあんのか?」


「イヤ...何も。

俺は莉子とずっと一緒にいられればいいから...」


「高校卒業したらどうすんだよ?」


「んーまだ何も決めてない...

莉子の近くでできる仕事を探すから」


響...それ、本気で言ってるのか? 


「お前正気か?

俺、前にも同じようなこと言ったけど

お前、このままだと駄目になるぞ。」


駄目ってどういうのが駄目な訳?

と響は言う。

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