テキストサイズ

いつまでも、何年経っても切なくて

第13章 裏切りの結末

☆響side☆


俺が家族旅行に出掛けた日、莉子の声が聞きたくなって一度電話を掛けたが莉子は出なかった。


悠太が、雅とのデートに莉子も誘ったと言ってたから不思議には思わなかった。


莉子も携帯を常に気にしているタイプではない。


その日の夜に莉子からメールが来た。


“電話に気付かなくてごめんね。

遊園地楽しかったよ”と。


何度かメールのやり取りをして俺は安心して眠りについた。


旅行から帰ると急いで莉子の部屋へ渡った。


莉子は夏休みの課題をやっている途中に眠ってしまったようで、とてもビックリしていた。


いつものようにお土産を渡した後
餓えていた獣のように莉子を抱いた。


3日ぶりのキスをした時、莉子の肩がいつもよりはね上がった気がしたが感じてくれてる、そう思っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ