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いつまでも、何年経っても切なくて

第13章 裏切りの結末

私達は昼食をとる為にフードコートに来ていた。

「莉子、何食べたい?」

『なんでもいいよ、響決めて?』

「俺はあそこのハンバーガーにする、それでいい?」

『うん...』
響に決めてもらうと楽だ...

「海老が入ってるアレのセットでいいか?」
指をさして聞いてくれる。

『うん...』


もう何も考えたくない...


食べ終えてベンチでまったりしていた。


「あー今すぐ横になりてー」そう言って
響は私の膝の上に上半身を預けてきた。


私は今、膝枕をしている...
下から私の長い髪の毛に触れて遊んでいる響。


いとおしそうに見つめてくる顔を見てたら私も響に触れたくなって響のサラサラとした短い髪を撫でていた。


駄目だ、莉子。と急に起き上がった響。


「早く家に帰ってイチャイチャしよ」と私の腰に片手をまわして歩きだした。


その時だった。
今一番会ってはいけない人に会ってしまった。


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