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いつまでも、何年経っても切なくて

第13章 裏切りの結末

数日経ったある日のことだった。


雅がちょっと相談があるとのことで私は昼休み、使用していない音楽室に連れて行かれた。


言われるがままに中に入るとそこには宮本の姿があった。


「莉子、ごめんね。」
雅はそう言い残して行ってしまった。


呆然としていると


「俺が頼んだんだ…悪い...」
そう言ってこちらに近付いてくる宮本。


「莉子...好きだ...」


『宮本...もう止めてよ...

ちゃんと断ったじゃない』


ジリジリ距離を詰めてくる宮本に私は後退りした。


「言っただろ!

俺が振られる答えなんて

いらねーんだよ!」


怖い...


後ろは壁で


もう逃げられない...



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