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いつまでも、何年経っても切なくて

第13章 裏切りの結末

「莉子...今の話、本当なのか?

嘘だろ?

キスなんかしてないよな?」


「したよ、なぁ莉子?」
私の代わりに宮本が答えた


「俺は莉子に聞いてる。

莉子、答えて...」



もう...隠せない。



『響...ごめんなさい。


ごめん...ごめんなさい』


自分が悪いのに涙が溢れる。


『響、聞いて!私...「聞きたくない。何も聞きたくない!」


そう言って響は音楽室を出て行った。

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