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いつまでも、何年経っても切なくて

第2章 大切な人

あのクリスマスの夜...
響は私の両手を握りしめながら話を続けた。


「莉子、俺達も付き合っちゃおーか?」


『なっ、何言って...からかわないでよ...。』


「だよな...


急にこんなこと言ったらびっくりするよな...


でも...俺が莉子を好きになったのは


昨日、今日、今じゃない。


ガキの頃から...赤ちゃんの頃から?


ずっと莉子だけが好きだ。」


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