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私は響が来てくれた
それだけで嬉しかった


だけどそれ以上の関係に戻ることは無かった


響は一人で登校し
一人で帰って行く


毎日毎日教室の中で響を目で追っては
溜め息をついていた


ある日のことだった。


調理実習の授業のため私は移動を終えていた
予鈴が鳴った時、三角巾を教室に忘れたことに気付いて雅に声をかけて取りに戻った


そこに居たんだ


私に嫌がらせをし続ける人物が...


丁度私の物を物色しているようだった
私はその子が私の物を手にして教室を出てくるタイミングを伺っていた


そしてその時が来た