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いつまでも、何年経っても切なくて

第16章 別れの時

☆響side☆


莉子がくしゃくしゃの泣き顔でそう言った後


俺は気付けば莉子を抱き締めていた


「バカ莉子、これが直接聞ける最後の魔法の言葉かもしんねーぞ

しっかり頭に叩き込んでおけ

バカ莉子、

もう泣くなよ...」


莉子の感触を確かめながら
きつくきつく抱き締めた


愛しい 愛しい


俺の莉子...



本当は離れたくない


莉子を置いて行きたくない



だけど


俺らは離れなければ何も変わらない





莉子、いつかまた会える時が来たら



その時は...






俺達、


もう一度




恋人に戻れるかな...

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