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いつまでも、何年経っても切なくて

第16章 別れの時

卒業祝いにとお母さんが私の好きな料理と
ケーキを焼いてくれていた


私が今日食欲が無いのを見越してか
いつもより一品一品の量が少ない気がした


それでも私達3人家族には多いくらいだった


乾杯の前にお父さんから一言求められて


『お父さん、お母さん今まで育ててくれて

本当にありがとう

無事に卒業することができました

私は今、こんなんだけど

頑張るから

心配ばっかりかけてごめんなさい』

と二人に頭を下げた


お父さんは

「お父さんとお母さんは莉子の傍にいるから
安心して好きなことをやりなさい」

そう言ってくれた

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