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いつまでも、何年経っても切なくて

第17章 今は恋する気分じゃありません

ん...頭が痛い

喉もカラカラだ...

水飲もう


そう思って怠い身体を起こして
視線の先に見えたものに驚いた


『!!!ギャー!!!』


ソファーで横になっていた人物が
「うるせーな」と呟いた


それは紛れもなく小野寺補佐だった


『どうして?どうしてここに居るんですか?』


「お前、俺が送ってきてやったのにお礼も無しか」


そう言って自分の腕時計を見てまだ5時じゃねーか、もう少し寝かせろ、と再び寝息をたてはじめた


『酔い潰れるまで飲ませたのはどこのどなたですか』


と寝ている小野寺補佐に吐き捨てた


何だか私が悪いみたいな言われよう...


そう思いながら私も水を飲んで再びベッドに潜った

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