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いつまでも、何年経っても切なくて

第17章 今は恋する気分じゃありません

何だかいい匂いがする...
美味しいご馳走を食べている夢を見た


目が覚めると小野寺補佐がキッチンに立っていた


自分の目をこすり、何度か見直したがやはり何か料理をしているようだった


『おはようございます』

「やっと起きたのか、もうすぐ朝飯できるから顔洗ってこいよ」

『あっ...はい』


さっきまで二日酔いで気持ち悪かったのに今は早くそれが食べたくて仕方ない


テーブルで今か今かと待っている私に


「お前、犬みたいだな」と言った


もう犬でも何でもいいんです

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