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いつまでも、何年経っても切なくて

第18章 上司から恋人へ

小野寺補佐はあの後
どうせ、今日の休み用事ないんだろ?


そう言って役立つ調理法やらなんやら
私のキッチンで勝手に講習会を始めた


私はまんまと彼のペースに巻き込まれて
結局貴重な休みを夕方まで一緒に過ごした


それから洗濯をしたり掃除をしていたら
あっという間に夜になった


小野寺補佐が指導のために作ってくれた野菜スープを温め直して一人で食べた


さすがとしか言いようがない


野菜の素材を生かした優しい味付けで
ホッとする


今日はいろんなこと勉強できたし
小野寺補佐は何だかんだ言ってもいい人だな

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