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いつまでも、何年経っても切なくて

第18章 上司から恋人へ

食事を済ませ食器も洗い終えた時だった


いつもはソファーに横になっている小野寺補佐が起きていて

「こっちに座れ」と自分の隣を2回叩いて私を呼んだ


言われるがままに隣に座ると


突然“ギュッ”と



私は小野寺補佐に抱き締められた



『あの...どうしたんですか?』

びっくりしてそんなことしか聞けない


「中嶋、いつまで俺を
飯炊きだけの男でいさせる気だ?」



『他にもしたいことがあったんですか?』



あっ、...今小野寺補佐から
大きい溜め息が聞こえた

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