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いつまでも、何年経っても切なくて

第18章 上司から恋人へ

それから度々小野寺補佐は家に御飯を作りに来てくれては二人で食べた


上司がソファーで眠る姿にも見慣れてきた


暗黙の了解でそこに泊まっていく
私もタオルケットなどを貸してあげたりした


小野寺補佐が必ず作ってくれる
朝御飯も楽しみだった


私はすっかりこの人に
胃袋を捕まれてしまったのだ


それに、この人と沢山一緒に居ることで
私の料理の知識と腕前はどんどん磨かれていった



いつものように二人で御飯を食べていた
ある日のことだった

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