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いつまでも、何年経っても切なくて

第20章 悲しい嘘のはじまり

私は今日も仕事を終えて
達ちゃんと買い物をして帰宅した


部屋に入る前に誰かに見られているような気配がして一瞬足を止めたけど


ほら入るぞ、と達ちゃんが私と繋いでいる手を引っ張って部屋の中へ入った


付き合ってから半年近くになっていた


私と彼はもちろん身体の関係も何度かあったわけで



達ちゃんは飯炊き係から昇進したと言っていた


達ちゃんはすごく優しくて
私に尽くしてくれているのを感じる


私もその気持ちに応えたいと思っていた



そんな私と




響が再会したのは




本当に


突然すぎた



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