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いつまでも、何年経っても切なくて

第21章 信じてる

話し終わると達ちゃんは
溜め息をついた


「つまり...


お互い嫌いになって
別れたわけじゃないってことだ...


アイツ、今でも...って
莉子に最後何か言い掛けてたよな



莉子のこと

まだ好きなんじゃないかな」



『それは...無い、よ


だって4年間一度も連絡くれなかったし』



「さっき言ってだろ?
兄貴に会うなって追い返されたって」



『.........』

達ちゃん、響が言ってたこと全部
聞いてたんだね...




「莉子は?


アイツのこと



今、どう思ってる?



俺のことをちゃんと好きだって





言える?」





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