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いつまでも、何年経っても切なくて

第23章 もう離れない、離さない

その後も二人は何度も抱き合って
愛を確かめあった


気付いた時には外が薄暗かった


私、寝ちゃってたんだ...


響は私に巻き付いた状態でスヤスヤ眠っている
私ももう少し寝よう


響の頬に静かにキスをして
再び眠りについた

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身体がモゾモゾする...

そう思って目を開けると響が既に跨がっていた


『響?』


「莉子、おはよう」


『な、に...してるの?』


「何って昨日の続きだよ」


『響...お願い

もう少し休ませて』


「駄目だ


早くアイツの記憶を莉子の身体から
忘れさせたい


アイツの記憶を全て排除してやりたいよ」


響...どうして急にそんなスイッチ入っちゃったの?

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