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いつまでも、何年経っても切なくて

第23章 もう離れない、離さない

「兄貴の家に泊まった時のこと思い出した」


『え?』


「キスマークだよ

俺は莉子だけなのに

莉子はアイツにも抱かれただろ?

何だか急に腹が立った




だからこれから

たっぷり
おしおきしてやろうかと思って」


そう言いながら私の両手を
タオルで拘束していく


...おしおき?


「俺が開発した身体を

他の奴にもあじあわせやがって」


『もう...しないから...』


「当たり前だ


二度と他の奴になんか


やらねー」


『響...好き』


「この体勢で俺を煽るなんて余裕だな

あんだけシたのにまだ足りなかったか...」


響...



あなたの気が済むまで抱いて...



私はあなたの虜だから


私達のことを
誰がなんて言おうと



もう二度と




離れない





離さない。



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