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いつまでも、何年経っても切なくて

第5章 高校生

「「おはよう!」」

「『おはよう!』」


門の前に、待ち合わせをしていた雅と悠太君が立っていた。


「なんだかドキドキするね」


『うん、クラスどうなってるんだろ...』
玄関に貼ってある新入生名簿に近付いた


『私、Aクラスだ!雅は?』


「えー、私Bだよーショックぅ」
悠太は?と心配そうに確認する雅。


「俺、莉子ちゃんと一緒のAだ!」響は?と悠太君が隣にいる響の肩に手を置いて一緒に名前を探した


「俺...俺、Bだった...」今年はついてないかも...と大袈裟に頭を抱える響。


『でもみんなバラバラじゃなくて半端にすごいよね?』


そうだよ6クラスもあるのに二人ずつ同じクラスになれるなんて奇跡だよ、しかも隣だし、と雅と話していると


俺言ってくる、と急にどこかへ行こうとした響。


「何を?」と尋ねると、ペアが違うから替えてくれって言ってくる、と近くにいた先生に声をかけにいこうとしたので悠太君が慌てて止めた。

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