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意地悪なお医者様

第1章 第一章

翌日、俺は篠崎医院の前に来ていた。


小さいけど結構綺麗な所なんだな。


自動ドアから中に入ると、診察時間が終わっているから当然患者は誰もいなかった。



「すみませーん」


とりあえず誰かいないかと呼んでみると、奥の部屋から白衣を着た男が出てきた。


「ん?診察時間は終わりましたけど…」


「あ!慎也から紹介してもらった神城晴-kamijou haru-です」



「ああ、君が慎也が言ってた子か!初めまして、篠崎航平-sinozaki kouhei-です。」



よかった、優しそうな人で。



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