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LINE〜運命の恋へ〜

第12章 *幼稚園の同窓会*

私達の幼稚園

『夢の森幼稚園』


懐かしい顔が多い。

そう言えば、いない……………


怜旺がいない。



ぐるぐる見回していると…………………



『久しぶり〜!莉奈ちゃんと、桃ちゃんと俊太!莉奈ちゃんは、相変わらず荒れていそうだねw』


この声は…………………………








やっぱり、怜旺だった。



『あぁ。久しぶり!怜旺、結楓は?』

私がまず、聞いた。




すると。

『あぁ。結楓ね。なんかさ、別れてって言われたから別れた。まぁ、結構ずーっと一緒に居たから僕も飽きちゃったしね!ちょうど良かったよ\(^o^)/』


幼稚園の頃とは、まったく変わってしまった。




前は、「僕は結楓が世界で一番大好き♡」



なんて言っていたのが、今では「飽きちゃった」なんて…………………………





こいつ、女子をなめてる。



「おい。怜旺、いい加減にしろよ!ちょっとは結楓に構ってやれよ。結楓だって、すきで別れをつげた訳じゃねぇーんだよ!怜旺が、他の女子とばっかり居るから、私が入る隙間なんて無いって悩んでたんだよ。そんな簡単な気持ちで別れを受け入れる最低な男なんかに、もう結楓みたいに思ってくれる女子なんてあらわれないね。じゃっ!私はそれを言いたかっただけだから、帰るね。桃と、俊太は一緒に盛り上がってな。じゃあね〜。」



言ってやった。私、頑張ったと思う。




幼稚園の頃、怜旺みたいな最低男に告白したのがバカみたい、だと思った。

駅に向かい、電車に乗ろうとしたら怜旺が追いかけて来ていて、私の隣に乗り込んできた。



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