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そんな物語

第2章 寂しい女

「そうなんだ・・


他には?

他に
そーゆーのないの?」





「あるよ」




「なに?」





「目を閉じて

目隠しされてる
妄想


してた」






「感じるの?」






「うん」






「軽い

不自由が


欲しいのかな」






「いや

違うんじゃない?」






「え?」










「一方的に

抱かれてるって

感覚が



欲しいんじゃないの?」







「・・・どうかな・・」








「求められてるって


感じたいんだよ」









「かもね」










「寂しいんだろ?」







「・・・・・」







「泣くなよ?」











「ごめんね



もう・・泣いてる」









完。

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