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とある鬼調伏一族の元旦

第1章 元旦の朝

嫁に来たあやめはキレイで上品な女性で、桃花は一目で仲良くなれると予感した。

兄しかいない桃花にとっても嬉しいことだったのだが、伯母はあやめを自慢したくて常に連れまわしている。

もともと育ちのいいお嬢様だったし、努力家の彼女は常に伯母の側で伯母の期待に応えるべく、香道、書道、花道などの嗜みも身に付けていった。

辰巳は

「そこまでしなくてもいい。お袋といたら息が詰まるから適当に逃げとけよ」

と言ったらしいが

「あなたのお母様が喜んでくれてるのよ?苦になるわけがないし、色んなことを教えて貰えて私も嬉しいの」

といって自分から伯母についていくらしい。

そんなことは桃花には結構どうでもよくて、本人が楽しいのならそれでいいと思う。

仲良くなれる機会がないのは寂しいことだが。

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