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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第4章 Confusion(混乱)

 でも、あれから既に十二年が経っている。あのときの子猫だって立派な成猫どころか、もう老齢だ。悪くすれば、死んでいるかもしれない。それだけの年月が経ったというのに、あの子猫が十二年前の姿そのままで再び今、現れるはずがないのだ。
 けれど、今夜、あの子猫とそっくりな猫と出逢ったのも何かの縁のような気がしてならなかった。

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