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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第5章  Prisoner(囚われる)

 室内はあまり冷房が効いていないようで、じっとしていても汗が浮いてくる。額に滲んだ汗を手のひらで拭った時、背後で声がした。
「愛奈」
 その優しすぎるほどの呼びかけに、愛奈は華奢な身体を震わせた。
「随分と探したぞ、帰ろう」
 拓人に手首を掴まれ、愛奈は振り向いた。
「放してください」

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