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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第5章  Prisoner(囚われる)

 現実は花嫁と花婿どころではない。こっそりと何も告げずに逃げ出して拓人は相当怒っているだろう。しかも、反町君と逢っていたことまで愛奈は迂闊にも喋ってしまった。
 これからどんな酷い目に遭うのか、考えただけで身体中の膚が粟立つ。
 とある部屋の前で、拓人の歩みが止まった。部屋のドアを開けて入ると、彼はそのまま中に入る。背後でカチャリと自動ロックされた音が無機質に響いた。

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