テキストサイズ

監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第5章  Prisoner(囚われる)

 暗に触らないで欲しいと頼んだのに、彼はわざと見せつけるように愛奈の眼前で二つ折りケータイをゆっくりと開く。それをのぞき込みながら、口角がニヤリと笑みの形を象った。
「なるほど、そういうことか」
 彼は意味ありげなまなざしで愛奈を見た。
「まったく、とんだ売女だな。天使のような愛らしい顔をして男に媚を売る淫乱女か」
 拓人の美しい顔がいっそう艶を帯びて艶麗に輝く。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ