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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 マンションに到着早々、愛奈は頭痛を憶えた。愕くことに、留守中に拓人が来ていた。
「久しぶりの学校はどうだった、愉しかったか?」
 部屋のドアを開けた時、拓人は窓辺に佇み、外の景色を眺めているようだった。この部屋は八階にある。中規模どころの地方都市なので、都会のような高層ビル群がそうそうあるはずもなく、窓から見える景色といえば、ミニチュアのように小さく見える町と蒼い空だけだ。

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