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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

「―ええ」
 愛奈は疲れた声で短く応え、よろめくようにベッドに腰掛けた。拓人はそれを勘違いしたようである。顔をほころばせ、近寄ってきた。
「やけに積極的だな。一晩、俺に抱かれなかったのがそんなに淋しかったか?」
 勘違いもはなはだしかったが、いちいち訂正するだけの気力も残っていなかった。それが余計にいけなかったのだ。

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