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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 彼のことも一生、忘れることはないだろう。
―僕にもっと力があったら、君を攫ってゆくのに。
 泣きそうな表情で告げてくれたあの一瞬は、たとえ拓人という男がいたしても心から消えることはない。大切な青春の宝物だ。
 だけど、その想いは拓人へのそれに比べれば、ほんの淡いものでしかない。
―私がいちばん好きなのは拓人さんなんだわ。

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