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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 汗ばむ季節なので、室内は緩く冷房を効かせている。その時、しじまを破って、ケータイが鳴り響いた。
「もしもし」
 二つ折りケータイを開くのももどかしく手に取る。思ったとおり、かけてきたのは秘書の佐伯だった。
―奥さま、朗報です。社長のご無事が確認できました。

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