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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

「エメ、お前をここに連れてきてくれた人が無事だったの。拓人さんが生きていたのよ」
 愛奈は子猫を膝に抱き上げ、人間に対するように語りかけた。子猫は利口そう瞳をくるっと動かし、本当に愛奈の言葉を理解しているようにも見えた。愛奈の瞳からひと粒の涙が溢れ、白い頬をつたった。

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