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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第2章 Sudduness(運命の狂った日)

―あたしが忘れものさえしなきゃ、ママは事故に遭うこともなかったんだ。
 その想いは今も愛奈の心から消えたことはない。
 お給料も払えないから、大勢いた使用人もどんどん辞めていって、今では長年勤めてくれた美代子さんが一人だけ。美代子さんは愛奈が生まれる頃から、ここで働いている。今はもう五十歳は過ぎているだろう。母が突如としていなくなってからは、美代子さんの存在は愛奈にとっては心強かった。

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