テキストサイズ

監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第2章 Sudduness(運命の狂った日)

 あの日、母は入学したばかりの愛奈が忘れていった筆箱を学校まで届けにきてくれた。母が事故にあったのはその帰り道だった。トラック運転手の居眠り運転で横断歩道を歩いて渡っていた母は撥ねられた。即死だった。
 救急車で搬送された病院で次第に冷たくなる母に取り縋って泣きながら、もし、この世に神さまがいるなら、どうかママを連れていかないでと懸命に祈ったのに、ママは死んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ