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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第1章 Prologue(囚われた小鳥)

 男が少しだけ力をこめて噛んでやると、少女が悲鳴を上げた。
「ぁ、ああっ」
「気持ち良いのか痛いのか、最早、お前には判らないのだろう?」
 男が恍惚とした表情で少女を覗き込む。その小さな愛らしい顔は涙に濡れていたが、それでも、瞳はまだ反抗的な輝きを失ってはいない。残った意思の力を総動員して睨みつけてくる彼女の漆黒の髪を宥めるように撫で、彼は極上の笑みを浮かべた。

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